Philosophy着物は「着ない」から
「いらない」でいいですか。

着物姿の女性の写真

着物は日本の伝統衣装。誰しもが着ることのできる我が国を代表する、世界に誇れる文化です。 着物の技術や芸術性の中には、長い歴史の中で紡がれてきた先人たちの経験や想い、伝統が連綿と受け継がれており、着物を通じて現代に生きる私たちにも鮮明に、その美しさと尊さを伝えてくれます。

エスプリ撮影会での着物姿の女性達の様子

日本人を忘れていませんか?

夕焼けの色は赤ではなく「茜色」。水辺に移った空の色は青ではなく「瓶覗」。日本の伝統色と呼ばれる多種多様な色の数々には、単に「赤、青」にとどまらない、自然を見つめる多様な美意識に裏打ちされた呼び名が与えられています。その感性が、着物の美しさを支え、より洗練されたものへと導いてきました。

武家の女性には「貝の口」、若い女性には「ふくら雀」など、帯の結びにも由来や意味が込められています。家門を中央に一つ、両外袖と両胸元に一つずつ合計五つ配置する黒留袖や、背縫いに一つだけの訪問着など、家門の数で変わる着物の格式は、それに対応した、身につけるべき儀礼、冠婚葬祭などの伝統儀式に通じています。着物を通じて礼節を重んじる価値観は、「おもてなし」に代表される、日本の礼儀作法を確立しました。

エスプリ撮影会での着物姿の女性達の様子

二十四もの季節を持つこの国では、その土地ごとで季節感をともなった織物や染色などの高度な技術が発展しました。その技術と美意識、価値観が全て着物という文化の中に息づいています。
着物とは、先人たちの積み上げてきた美意識や礼節、匠の技術など、丁寧な日本人の暮らしを、私たちに伝えてくれるものでもあります。

そこにあったはずの日本文化、日本の風情、原風景。着物を着ることで感じ取り、もう一度思い出してみませんか。着物を知ること、着ることで感じていただける日本文化、風情がそこにあります。

日本人が長い歴史の中で、季節とともに育んできた着物という文化を「〝特別な〟ときにしか着ることのない〝特別な〟もの」にしたくない。本来、着物は誰にでも着ることのできるものです。高価な着物ばかりでは、日本の素晴らしい文化が縁遠いものになってしまいます。

エスプリ撮影会での着物姿の女性達の様子

「きものって、素敵」

皆さんに着物を着ていただくためには、「選んでいただいた方に喜びと幸せを与えてくれる着物をお求めやすく」ご提供しなければなりません。私たちエスプリ・ドゥ・フルールは、この日本文化を絶やさず後世に伝えていくため、呉服店の仕事に誇りと生きがいをもって臨んでいます。「よかったね」と言われたい。
日本文化を誰しもが誇れるよう、「着物へ取り組み易い、安心できる店」を目指して、お気軽にお立ち寄りいただける呉服店を目指しています。

この度、掲載させていただいた写真は私たちが行った撮影会の様子です。
着物を着ることで、私たちはこんなにも素敵に笑うことができます。
尊く誇り高い着物の文化を、身近に感じてもらいたい。それは誰にでもできることなのです。